ドイツの王冠


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The Crown of Bavaria (ババリアの王冠)

1806年にナポレオンは、ババリア公国を王国とした。支配者デュークはババリアの王、マクシミリアン1世となり、この新しい地位にふさわしい豪華な王冠を作らせました。この王冠は現在ミュンヘンのレジデンツ宮殿の宝物館で見ることが出来ます。

1806年に、当時最も有名なフランスの金細工職人Biennaisによって制作されました。王冠にはルビー、ダイアモンド、エメラルド、サファイア、真珠が使われています。

この王冠は、君主によって着用されませんでした。王冠は皇帝の王座のある部屋で、公式の儀式の間、王の足元のクッションに置かれました。

現在、ミュンヘンのレジデンスの宝物展示室に展示してあります。

The Crown of the Queen of Bavaria (ババリア王妃の王冠)

マクシミリアン1世の最初の妻、バーデンのキャロライン・フレデリカの為に作られた王冠は、すばらしい高品質の真珠が使われています。

この王冠は、1864年戴冠の為に来た、ルートヴィッヒ2世によって、ソフィア(彼の親戚であり婚約者)の為に作り変えられました。しかし婚約は破棄され、ソフィアは王冠をかぶることなく、数年後火事で亡くなりました。

The Hohenzollern Crown (ホーエンツォレルン王冠)

1888年ドイツの皇帝カイザル・ウィリアム2世の為に、王室王冠宝石細工職人達によって作られました。

ダイヤモンドでちりばめられた先端の十字は、カポションカットされた大きなサファイアに支えられ、142個のローズカットダイヤモンド、18個の光り輝くダイヤモンド、そして8個のずば抜けた大粒の真珠が装飾されています。

1918年ウィリアム2世皇帝が退位する時、彼はこの王冠と家族の宝石を保有する事を許可されました。

第二次世界大戦の間、王冠は教会の地下室のレンガで囲われた壁の中に隠されていました。しかし幸いにも発見されホーエンツォレルン家に返され、現在ホーエンツォレルン城の家族住居に保管されています。

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